大麦 顆粒タイプ
β-グルカンで注目の大麦を麦ごはんや麦茶以外にも。
●大麦 顆粒タイプって何?
大麦に含まれる水溶性食物繊維「大麦β-グルカン」が持つコレステロール低減などの健康機能が明らかになり、大麦食品が注目されています。しかし現状では、大麦食が麦ごはんなどに限定的であり、なかなか市場を広げることができていません。
みたけでも、大麦を使用した商品は麦茶が主体となっている中で、麦茶以外の新たな商品として、大麦β-グルカンを手軽に摂取できる大麦食品を目指し、顆粒タイプ・シリアルタイプの大麦製品を開発しています。
データからみる大麦 顆粒タイプの可能性
<市場データ>
①朝食欠食
朝食欠食率の調査・・・厚生労働省「平成23年国民健康・栄養調査結果の概要」
・朝食を食べない人は年々増加し、20代や30代の女性では2~3割を占める
・国民全体を見ても増加傾向にある
・朝食をとらない人の肥満リスクは4.5倍
・現代の日本人に最も不足している栄養素の一つは食物繊維
⇒朝食で手間をかけずに、手軽に食物繊維を摂取できる商品が求められている。
②シリアルフーズ市場
シリアルフーズ市場・・・株式会社富士経済「ヘルス&ウェルネス食品市場の将来展望 2016」
・2012年にグラノーラがマスコミに取り上げられてから需要を大幅に伸ばし、二桁成長となり、その後も女性を中心に栄養バランスや食感、美味しさの点などから需要拡大により、高成長が続いている。
・ビタミン、ミネラル、カルシウム、食物繊維などを訴求した商品が展開されている。
・今後もシリアルフーズ市場全体において、グラノーラ人気が衰えを見せずに推移していることから、引き続き高成長が見込まれる。
⇒高成長が見込まれるシリアルタイプの商品づくり
●大麦-βグルカンの効果
①セカンドミール効果
セカンドミール効果──大麦β-グルカンを朝摂取すると、食べた後の血糖値だけでなく昼食や夜食の血糖値の上昇も緩やかになる。
セカンドミール効果──薬理と臨床;41,8,789-795,2013
対象は健康な成人男女18人。朝食に大麦β-グルカンを10.5%含む大麦(もち麦)を1対1で混ぜた5割もち麦ご飯を食べた場合と白米100%のご飯を食べた場合の血糖値の上昇を比較。
その結果、もち麦ご飯を食べた方が食後の血糖値が上がりにくかった。
さらに、昼食に同じメニューを食べても、朝食にもち麦ご飯を食べた方が血糖値の上昇が抑えられた。
もち麦ご飯のように低GI食品を食べ血糖値の上昇を抑えることで、インスリンの分泌が抑制される。
さらにインスリンは脂肪合成を高め、脂肪分解を抑えるので、もち麦ご飯は脂肪燃焼・ダイエットに効果的である。
その理由について、もち麦を食べることで腸から分泌され、インスリンを効率よく働かせる消化管ホルモンの影響や大麦の繊維を腸内細菌が発酵させることで生じる物質の働きによるものではないかと考えられる。
②満腹感の持続
対象は健康な男女10人。朝食に大麦配合パンを摂取。通常の小麦パンと比べて有意差あり。
肥満や肥満に関連した代謝疾患の予防や改善に有益な役割を果たすことができる。
⇒朝食に大麦β-グルカンを摂取できる商品づくり
●どのようなものに使えるの?
大麦顆粒タイプは、フルーツグラノーラやシリアルなどに加えて、スープやサラダ、お好み焼きなど、さまざまなメニューに手軽に混ぜて使用できます。使用することで、大麦β-グルカンを手軽に摂取することができ、しかも食感がよくなります。